コラム
高校2年生から3年生になる時は、春休みが約1か月弱あります。
部活動、特に運動部をしている方は、引退試合を控えて忙しくなる時期かもしれませんが、大学入試本番までは既に1年を切っているので、勉強の方もしっかりしていかなければいけません。
春休みの過ごし方で大学受験の結果が左右してしまうことも多いので、ここでは春休み中にどのようなことをしておけばいいのかを確認していきましょう。
志望している大学や学部によって、受験に必要な科目は異なってきますが、誰にでもある程度得意な科目と苦手な科目、もしくは好きな科目や嫌いな科目があると思います。
得意だったり好きな科目はある程度自分から進んで学習できる状態なので、それほど力を入れなくても影響することはありません。
しかし苦手な科目・嫌いな科目はきちんと克服していかないと、大学受験でも失敗してしまう可能性もあります。
入試は特別な学部や学科を除いてはふつう各科目トータルの点数で合否が決まるので、「得意科目だけで勝負する」ということはなかなか難しいです。
ですので春休み中の普段より余力が少しでも多くあるときに、ちゃんと勉強しておかなければいけません。
「苦手は夏に克服する」と考えている現役生も多いのですが、苦手な科目はたいてい基礎の部分からの学習が必要になります。
夏からようやく基礎の学習を始めていては、仮にそれが好きな科目であったとしても時間的に非常に厳しいでしょう。
残念ながら、「集中して短期間頑張ればなんとかなる」ような甘いものではありません。でも、きちんと対策すればきっと苦手は克服できると思います。
春休み中は苦手な科目を克服することにも目を向けるようにしましょう。
大学受験では、志望校ごとに毎年同じようなパターンの問題や、同じくらいの難易度の問題が出題されることが多いです。
そこで、春休み中に過去に出題された大学受験の問題(過去問)を一度解いてみるのもよいでしょう。
ここでの目的は大きく2つあります。
1.現状の自分の学力と、理想(志望校)のレベルにはどのくらいの差があるのか、雰囲気をつかむ。
2.「絶対にこういう問題を解けるようになって、合格するぞ」とモチベーションを上げる。
現役生の場合、この時期はまだ基礎力が定着しきっていないことが多いので、過去問を中心に学習するような時期ではないですが、上記の目的のために時間のあるときにチャレンジしてみるのはよいことです。
ちなみに、現役生が過去問を解くタイミングについての記事(以下のリンクから)もあるので、そちらも参考にしてみてください。
過去に大学入試で出題された問題を解きながら勉強するのはいつから始めるといいの?
大学受験の勉強をするにあたって、独学で勉強している人もそれなりにはいらっしゃいます。
ただし、現役生が大学受験の勉強を独学で行って合格するレベルまで力をつけるというのは、やはりかなり難しいことです。
いつどの時期にどんな学習をすればいいのかわからないということもあります。
塾の授業を受ける時間がない場合でも、少なくとも学習の指針を講師に尋ねることはできますし、少ない時間で学力を上げるための効率の良い学習方法を教わることもできます。
高学館には毎年、クラブ活動で忙しいという方や学校行事でなかなか学習時間が取れないという方が多く入塾されています。
それでもうまく塾の授業と両立し、講師のアドバイスを聞きながら学習した結果、第一志望現役合格を勝ち取る方がたくさんいらっしゃいます。
もしクラブ活動や学校行事と受験勉強が両立できないと悩んでいる方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度高学館にきて講師のアドバイスを聞いてみてください。