コラム
勉強にストレスは付き物ですが、好きな音楽を聴きながら勉強に取り組むことによって気分を高め、リラックスできるという点が最大のメリットであると言えます。
勉強中につい眠気を感じやすく集中力を保てないという方でも、音楽を聴いてテンションを上げることが出来れば眠気覚ましになり、結果的に好影響を得られることもメリットです。
音楽の中にはリラックス効果や集中力を高めるアルファ派を発する物もあり、そういった音楽に接すれば勉強に対して前向きに取り組むことも出来るでしょう。
さらに、音楽によって周囲の雑音をカットすることも可能になりますから、音楽を利用して本人にとって最適な環境を作り上げることも不可能ではありません。
集中が必要な場面で音楽など以ての外という意見も根強く残っていますが、医療現場では医師や看護師が冷静にオペを行えるよう、手術中に音楽を流すという実例も目立っています。
あくまでも勉強の集中力を高めるための手段として音楽を用いるのですから、音楽を聴くことによって集中力を乱してしまうようであれば全く意味がありません。
勉強の内容が頭に入らず、音楽のリズムや歌詞ばかりが頭の中をグルグルと巡ってしまうようであれば、音楽を流すことはすぐに止めるべきです。
どうしても歌詞が気になってしまうという場合には、前述したアルファ波を含むクラシック音楽やインストルメンタルの曲を流すことで十分な相乗効果を得られるようになるでしょう。
反対に、試験の最中には音楽を聴くことは絶対に不可能ですから、勉強中に音楽を聴くことに慣れ過ぎてしまい、音楽が無ければ勉強に集中できないという状況に陥ることも避けて下さい。
音楽を聴きながらの勉強には向き不向きがありますから、そもそもそのスタイルが自分に合っているのかを確認することや、音楽に依存し過ぎずに勉強することを心掛けることが重要です。