コラム
大学受験と言えば外せないのが「センター試験」。
正式名称では「大学入試センター試験」と呼ばれ、それぞれの大学が「大学入試センター」と共同で実施しているもの。
試験の中でも国内最大の規模をほこり、毎年1月中旬頃の土日に2日かけて開催されます。
国公立大学の受験にはセンター試験の受験が必須となり、また私立でも多くの大学がセンター試験の成績を利用した受験方式を採用しています。
受験を考えるのなら、まずはセンター試験の受験を考える必要があるでしょう。
センター試験で問われるのは国数英の主要3科目と理科・社会の選択分野の基礎知識です。
理科は物理、化学、生物、地学。
社会は世界史AB、日本史AB、地理AB、現代社会、倫理、政治経済についてそれぞれ基礎・応用から選択可能。
受験する大学や学部におうじて必要な科目を選択することとなります。
応用よりも基礎に関する問題が多く、その分平均点数も高めとなっています。
日頃の積み重ねがあれば比較的簡単に点数をとれるかわり、逆に点数を落としにくい試験だと言えるでしょう。
2020年度からセンター試験のかわりとなる「大学入学共通テスト」の実施が予定されています。
こちらはセンター試験のように基礎知識を問う形式ではなく、知識があることを前提に、その知識を活用した応用問題が課されるものです。
また、センター試験は全問マークシート式解答が採用されていましたが、大学入学共通テストには記述式問題も採用。
国語と数学に採用され、それぞれ数問ずつ出題される予定です。
2020年からの試験はただ知識を詰め込む記憶力だけでなく、知識を活用する思考力や判断力も問われることとなるでしょう。