コラム
大学に進学するためには、入学試験で合格点を獲得するほかに、正しく願書を記入して指定された日時までに大学へ提出しなければなりません。
願書は学校説明会やオープンキャンパス、有名大学の場合には大型の書店、あるいは郵送で取り寄せることも可能ですから、時間に余裕を持って予め用意しておきましょう。
願書に記入する際の大原則となるのは、アクシデントで文字が消えることが無いように黒のボールペンを使って、全ての項目を省略せずに書き込むということです。
特に住所は都道府県名やマンション名を省略することも避け、在学中の学校名も「高校」と略さずに「高等学校」と正式名称を記入することが正しい作法になります。
全ての記入を終えたら内容をしっかりと確認し、誤っている箇所を発見した場合には修正液は使用せず、二重線を引いた上で訂正して下さい。
願書に使用する証明写真は、入学が決まった場合には学生証等の写真として使用される場合がありますから、妥協せずに選んでおきましょう。
願書を記入する日から遡って3ヶ月以内に撮影した写真を使用することが求められているため、それよりも前に撮影した写真を使用してはなりません。
駅などに設置されている証明写真の自動撮影機を利用したり、写真屋さんで証明写真を依頼したりすれば、学校側が指定する一般的なサイズにカットされた状態で仕上がります。
服装は学生服姿が好ましく、ブレザーなど上着を着用する必要はありませんが、白シャツを着用して首元までしっかりとボタンを締めるなど、清潔感のある格好を意識しましょう。
願書の提出方法の基本は郵送ですが、普通郵便では確実に配達される保証が設けられていないため、事故を防ぐために配送状況を確認できる簡易書留や速達を選択して下さい。
提出用の封筒には既に相手の住所が印刷されている場合がほとんどですが、この際には末尾に付いている「行」を二重線で消し、「御中」と書き足すことがマナーです。
当然ですが、一般的な注意事項だけを確認するのではなく、受験する大学の記入・提出上の注意などがあれば、しっかりと確認しておきましょう。細かいマナーに囚われて、重要な項目の記入漏れやミスをしてしまっては元も子もありません。
また昨今では、願書を提出すること一つとっても、本サイトだけでなくインターネット上で事細かに知ることができるようになりました。
正に「調べればすぐにわかる」時代になっています。
が、インターネット上には「誤っているが、正しいように見えてしまう情報」が少なからず流れているのも事実です。全てが正しい/全てが間違っている、と決めつけるのではなく、最低限、調べた情報の真偽の確認(より正確には、「確からしさ/疑わしさの検証」)が必要です。
そんなときに、塾の先生など、すぐに相談できる詳しい人間が近くにいると安心です。
不安なことがあれば、すぐに高学館の講師にお訊ねください。